「喫茶店行きたい。どこかオススメを」

「休養林って行ったことあります?珈琲うまくて、白老で唯一タバコ吸える喫茶店で、オススメなんすよ」

 

そうして訪れた喫茶店「休養林」

インパクトある外観。見たことあるぞ・・

お店に入るとマスター相吉さんがイスに座って出迎えてくれた。

メニューが木で出来てる。2cmくらい厚みもあって趣を感じる。メニューは変更の度に、削って書き直しているそうだ。

珈琲がオススメと聞いたがしかし、オレンジペコが気になる。

奥さん「オレンジペコも美味しいわよ。濃い目にする?」
濃いめなんてあるのね。濃いめでお願いします。ついでにトーストも。

オレンジペコ450円、トースト350円。トーストは厚切りでバターの香り、ふんわりサクサクで美味しい。

脱サラ後、木彫り職人をはじめたというご主人。昭和59年に喫茶店を開店して今年で38年目。店内にはご主人が作った調度品の数々が所狭しと置いてある。

 

ご主人が作ったという玄関・木の扉。重厚である。中国語でコーヒーについて書いてあるらしい。

1本の木から作られた大きなイス。すごく大きいです・・店内の椅子は全部1本木。

座り心地が良くて人気席。

話好きのご主人&奥さん。

白老の歴史や文化、昔の博物館や観光、町並み、ここでは掲載できない壮絶なドラマなんかを話してくれた。

奥さんはアイヌ語教室で学んだ物語や文化を沢山話してくれた。
アイヌ文化を学んだきっかけは喫茶店を始めた当初(観光客がたくさん来ていた時代)沖縄から来たお客さんからアイヌについて聞かれたことが最初。そこから沢山の出会いと縁により、アイヌ文化を学んでいった。

ご主人が作ったトンコリがあるらしい。自作のモリも梁にかけてあって面白い。

高名なアイヌの方の演奏会や、文化人が集うた喫茶店。

タイミング次第ですが、話をするのは好きなので「時間がある時に来てくださいね笑」